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【初心者向け】DNSとは?ホームページ作成に欠かせない仕組みをやさしく解説

「ドメインのDNSを設定してください」と言われて、戸惑ったことはありませんか?
ホームページを運営する際に欠かせない「DNS(ディーエヌエス)」ですが、専門用語が多くて難しく感じる方も多いかと思います。
この記事では、DNSとは何か?どうして必要なのか? をできるだけやさしく解説していきます。
DNSとは?インターネットの住所帳のような存在
DNSとは、Domain Name System(ドメイン・ネーム・システム) の略で、インターネット上でドメイン名とIPアドレスをつなげる仕組みのことです。
インターネットの世界では、すべてのコンピューターやサーバーは「住所」のようなものを持っています。
それが IPアドレス(Internet Protocol Address) です。
IPアドレスの例:
223.27.68.32
192.168.0.1
8.8.8.8
数字が「ドット」で区切られたこの形式は、IPv4アドレスと呼ばれ、一般的に使われています(最近はIPv6という新しい形式もあります)。
IPアドレスの役割
たとえばあなたがスマホやパソコンで「google.com」と検索したとき、実際にはその裏で、Googleのサーバーに接続しています。
そのサーバーの場所を特定するために、機械は「google.com」ではなく、IPアドレス(例:142.250.196.142)を使ってアクセスしています。
つまり、インターネットでは「人間が覚えやすい名前」と「機械が理解する番号(IP)」を結びつける必要があります。
私たち人間にとっては、数字より「名前」のほうが覚えやすいですよね。
DNSは、その“名前”と“番号”を変換してくれる役割を果たしています。
DNSがなければ、どうなるの?
もしDNSがなければ、私たちはホームページを見るたびに「192.0.2.123」といったIPアドレスを直接入力しなければなりません。
まるで電話番号をすべて暗記して電話をかけるようなものです。
DNSのおかげで、「名前(ドメイン)」を使って簡単に目的のサイトにアクセスできるようになっているのです。
ホームページの引っ越しとDNSの関係
ホームページを別のサーバーに引っ越したいときに、「ドメインはそのままで使いたい」というケースがあります。
このとき重要なのが「DNSの設定」です。
具体的には、
- 新しいサーバーでホームページを準備する
- ドメイン管理会社の「DNS設定」画面を開く
- ネームサーバーを新しいサーバー会社のものに変更する
この作業を行うことで、ドメインから新しいサーバーへと正しく案内されるようになります。
まとめ
DNSとは、ドメイン名とIPアドレスを結びつける大切な仕組みです。
これを正しく理解しておくことで、ホームページの引っ越しや運用もスムーズに進めることができます。
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