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【都市計画学】都市計画ってなんだろう?

試験勉強で私が勉強した知識を少しづつお裾分けと、
自分の成長も兼ねて、勉強している内容を少しづつ投稿していきたいと思います。
今回のお題は「都市計画」
都市計画がどのようなものなのかをざっくりと解説していきたいと思います!
都市計画とは
大学の講義でもしかしたら、見たことがある人がいらっしゃるかもしれません。
都市計画学として学問になっているほど、都市計画は奥が深いものになっています。
都市計画とはズバリ
都市の健全な発展と秩序ある整備を図るために、土地利用や道路・公園などの都市施設の整備、市街地開発についての計画などを取り決め、その実現を図ることです。
都市計画を行うことで、私たちの健やかな都市の暮らしが守られているんですね。
また、「都市計画法」といった法律があります。
その法律では以下のようなことが書かれています。
第1条(目的)
この法律は、都市計画の内容及びその決定手続、都市計画制限、都市計画事業その他都市計画に関し、必要な事項を定めることにより、都市の健全な発展と秩序ある整備を図り、もって国土の均衡ある発展と公共の福祉の増進に寄与することを目的とする。
第2条(都市計画の基本理念)
都市計画は、農林漁業との健全な調和を図りつつ、健康的で文化的な都市生活及び機能的な都市活動を確保するべきこと並びにこのためには適正な制限のもとに土地の合理的な利用が図られるべきことを基本理念として定めるものとする。
かなり難しい文言が並びましたが、
とにかくこの法律の目的としては、健全な都市の暮らしを作っていこう!
っていうニュアンスですね。
私たちの暮らしに直結してくるとても大事な法律であることは間違いありませんね。
都市計画の内容
都市計画は、都市に関わる計画全体のことを指していて、
様々な種類の計画から成り立っています。
以下に都市計画を構成する計画をリストアップしてみます。
土地利用に関する計画
地域を用途別に分けるなど土地利用について規制や誘導を行うための計画
都市施設に関する計画
道路、公園、下水道などの都市施設について定める計画
市街地開発事業に関する計画
公共地を確保するために土地を整理する土地区画整理事業や市街地再開発事業などの事業について定める計画
地区計画
狭い地区における特性を考慮して定める詳細な計画
このような様々な計画によって都市計画は出来上がっていきます。
都市計画の運び
では実際に都市計画はどのように行われていくのでしょうか?
都市計画案は市によって作成され、公聴会など住民の意見が作成時点で反映されます。
その後、都市計画案の公示・縦覧が始まり、意見書がそこで受け付けられます。
そして、市の都市計画審議会や知事の意見と同意を得ることで初めて、都市計画が決定されます。
その後都市計画事業が実施されていきます。
都市計画が定められると、高度制限やRC造の禁止など、一定の都市計画制限が科されるようになっていきます。
この制限によって被害を被ってしまう住民も中には存在し、私権の制限になるとして問題になることがしばしばあります。
まとめ
今回は都市計画の概要をさらっとまとめてみました。
このような計画が私たちの暮らしの中に隠れていたとは驚きです。
少し街の見方が変わってくるかもしれませんね。
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